
新能代風力発電所は、日本海に面する秋田県能代市の浅内地区に位置する風力発電所である。
能代の海岸は、“風の松原”に代表される防風林が連なっており、四季を通じて風が強い事で知られている。この風を有効に利用するため、海岸線に沿って計7基の風車が設置されている。
新能代風力発電所の風車はEnercon製であり、ナセルの形が卵型である事が特徴的である。
なお、この新能代風力発電所の風車7基を挟むようにして、北側と南側に風の松原風力発電所の風車が建設されている。
風の松原風力発電所も同じくEnercon製の風車であり、2つの発電所を合わせると24基もの風車が海岸線に立ち並ぶ。
なおこの風力発電所は、2001年11月から「能代風力発電所」として営業運転を行っていたが、風車のリプレースに伴い発電所名も「新能代風力発電所」へと改められている。
以前の能代風力発電所には、Enercon製のより小型の風車が24基設置されていた。
上の写真も、能代市浅内浜から見た旧能代風力発電所の風車群である。
風力発電所データ
| 名前 | 新能代風力発電所 |
| 所在地 | 秋田県能代市 |
| 総出力 | 14.4MW(出力制御により総出力を14.4MWに抑制) |
| 風車数 | 7基 |
| 運転開始 | 2021年12月 |
| 見学設備 | ー |
| 駐車場 | ー |
| 接近 | ー |
| その他 | ー |
風車データ
| メーカー | Enercon |
| 製造国 | ドイツ |
| 機種 | E-82 E2 |
| 単基出力 | 2.3MW |
| ハブ高さ | 78m |
| ローター直径 | 82m |
| 受風方式 | アップウィンド |
| 増速機 | 無し |
リプレース前の風力発電所データ
| 名前 | 能代風力発電所 |
| 所在地 | 秋田県能代市 |
| 総出力 | 14.4MW |
| 風車数 | 24基 |
| 運転開始 | 2001年11月 |
| 見学設備 | ー |
| 駐車場 | ー |
| 接近 | 可能 |
| その他 | ー |
リプレース前の風車データ
| メーカー | Enercon |
| 製造国 | ドイツ |
| 機種 | E40 E2 |
| 単基出力 | 0.6MW |
| ハブ高さ | 46m |
| ローター直径 | 44m |
| 受風方式 | アップウィンド |
| 増速機 | 無し |

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