ユーラス宗谷岬ウインドファーム

ユーラス宗谷岬ウインドファームは、北海道稚内市に設置された風力発電所である。

宗谷丘陵は、宗谷岬に広がる標高20メートルから400メートルまでのなだらかな丘陵地帯で、北海道遺産にも登録されている。宗谷丘陵の牧草地では、宗谷黒牛そうやくろうしや蝦夷鹿えぞしかの姿を確認する事もできる。

宗谷丘陵にある’’白い道’’は、砕かれたホタテの貝殻が敷き詰められた道である。白い道と青い空、そして周囲の緑の草木のコントラストが非常に美しい。

ユーラス宗谷岬ウインドファームは、その宗谷丘陵にある日本最北端の風力発電所である。57基の風力発電機のうち、47基が牧草地に、10基が森林地域に設置されている。

風車見学の際には、見晴らしの良い西側から宗谷丘陵へとアクセスすると良いだろう。（冬季は通行止めになる。）

風車へと続く管理道は、関係者以外立入禁止となっているため、風車の真下まで接近することはできない。

ユーラス宗谷岬ウインドファームの北側には宗谷丘陵展望休憩施設（2020年開設）があり、この休憩施設は無料で利用できる。

なお、このユーラス宗谷岬ウインドファームでは、現在の風車を撤去し新しい風車に建て替えるリプレース工事が計画されている。

風力発電所データ