広川・日高川ウィンドファーム

広川ひろがわ・日高川ひだかがわウィンドファームは、和歌山県広川町・日高川町の境界の白馬しらま山脈の尾根沿いに設置された風力発電所である。

アクセスとしては、県道21号線の室川トンネルの日高川町側の入り口すぐの交差点から林道白馬線に進む。（「林道白馬線」の黄色い看板の表示がある。林道白馬線は、日高郡日高川町から田辺市龍神村龍神を結ぶ約51kmの林道である。）

この林道白馬線に沿いに、広川・日高川ウィンドファームの風車が建設されている。

南側から3基目の風車（3号機風車）の位置に、案内看板と椅子・テーブルが設置されており、ゆっくり風車見学できるように配慮されている。この位置からは多くの風車を眺められるようになっているため、見学に最適である。ここに、一時的に車を停車させる事もできる。

広川・日高川ウィンドファームの抜けて林道白馬線をさらに進んでいくと、中紀ウィンドファームの風車群も近くで見ることができる。

広川・日高川ウィンドファームは、日立製作所製のダウンウインド方式の風車が採用されている。ダウンウインド方式は、タワーより風下側でブレードを回転させる方式で、風向きの変化に対応しやすい点や吹上風を効率的に捉える事ができる点が長所であるが、ナセルが風を遮ってしまう欠点がある。

ナセルには、運営会社である「EcoPower」の文字が記載されている。風車の近くはフェンスで仕切られているため、真下まで接近する事はできない。

なお、林道白馬線に入って少し進むと途中分岐があり、白馬ウインドファームに繋がる道があるが、「関係者以外立入禁止」の表示とポールが設置されているため入る事はできない。

風力発電所データ