オトンルイ風力発電所

晴天下のオトンルイ風力発電所
晴天下のオトンルイ風力発電所

オトンルイ風力発電所は、北緯45度線上に位置する北海道幌延ほろのべ町浜里地区に設置された風力発電所である。日本海に面し、年間を通じて安定した風が吹くため、風力発電所の好立地である。

日本海オロロンライン・道道106号(稚内天塩線)沿いの、南北3.1kmに風車が一列に並んでいる。付近は、初夏にはエゾカンゾウ、ハマナスが咲き乱れるという原生花園である。

風車は、オランダのラガウェイ社製であり、ナセルが取り付けられているタワー最上部には、縦に「LAGERWEY」の文字が記載されている。増速機の無い型のナセルであるため、前後に短い事が確認できる。

風車が並ぶ3.1㎞の区間の中ほどには、道道の海側にサロベツ原野パーキングがあり、無料で利用できる駐車場が設けられている。下の地図では、このサロベツ原野パーキングの位置をマーカーで示している。ここには東屋も設置されているため、車やバイクを止めてゆっくりと日本海の風を感じながら、原野の中で回る風車の壮大な風景を楽しむことができる。海側には、好天時は利尻島の利尻山を眺める事もできる。

北海道の原始的な自然の美しさの中に立ち並ぶ風車の光景は壮観であり、ぜひ一度は訪れたい。

なお、オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」という意味があるようだ。

このオトンルイ風力発電所へのアクセスとしては、最寄りの天塩町からでも10km程度の距離があるため、自動車かバイク、もしくは長距離ツーリングとしての自転車で訪れる事になる。

また、このオトンルイ風力発電所からさらに北に進むと浜里ウインドファームがあり、浜里ウインドファームの東にある「幌延ビジターセンター展望台」からは、オトンルイ風力発電所と浜里ウインドファームの風車群を眺めることができるため、ぜひこの展望台にも訪れたい。

(この幌延ビジターセンター展望台にも、無料で駐車できる広いスペースがある。)

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風力発電所データ

名前オトンルイ風力発電所
所在地北海道幌延町
総出力21MW
風車数28基
運転開始2003年
見学設備現在の風速、気温、発電能力などを示した表示装置が有る
駐車場有(サロベツ原野パーキング 14台/無料)
接近可能だが真下は不可
その他サロベツ原野駐車公園に東屋、トイレ有

風車データ

メーカーLagerwey
製造国オランダ
機種LW50/750
単基出力0.75MW
ハブ高さ74m
ロータ直径50.5m
受風方式アップウィンド
増速機無し

風力発電所の写真

オトンルイ風力発電所と利尻山と天塩川
オトンルイ風力発電所と利尻山と天塩川
オトンルイ風力発電所(正面)
一列に並んだオトンルイ風力発電所の風車
幌延ビジターセンター展望台から見たオトンルイ風力発電所
幌延ビジターセンター展望台から見たオトンルイ風力発電所

アクセス

↓下の地図では、サロベツ原野パーキングの位置をマーカーで示した。

↓オトンルイ風力発電所の風車群を眺めることができる「幌延ビジターセンター展望台」の位置をマーカーで示した。

関連動画

関連リンク

【ニッポン旅マガジン】オトンルイ風力発電所・・・美しい写真が多数掲載されている。

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